五十肩の原因と改善方法

五十肩とは?

五十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」と言います。

関節を包んでいる「関節包」が炎症を起こしている状態で、痛みや動きの悪さが引き起こされます。

五十肩の特徴

特に大きなきっかけがなく肩の痛みが出るのが特徴です。

発症からの経過は個人差がありますが、数週間から数ヶ月かけて強い痛みが出てくることが多いようです。

人によっては痛みで眠れないほどの状態が数ヶ月から一年以上続くこともあります。

五十肩は進行すると、炎症が起きている関節包の線維化(硬くなること)が生じ、肩の可動域が著しく低下します。それによって手を後ろに回せなくなったり、腕を上に上げるのが困難になるなど、日常生活に支障をきたす場合もあります。

五十肩の原因

五十肩は肩の関節に炎症が起きている状態ですが、その明確な原因はわかっていません。

しかし、過去に五十肩で来られたクライアントを診てきて、姿勢不良(猫背や巻き肩、ストレートネックなど)によって肩関節の動きが制限されている状態で、日常生活を長年送ってきたことによる負担の蓄積によるところが大きな原因ではないかと感じます。

五十肩の治療法

整形外科での治療では対症療法が主になることが多く、湿布や痛み止めを処方されてただ時間が経過するのを待つという診療を受けることが多いです。また関節の袋の中にステロイドの注射をすることも一般的です。

接骨院ではアイシングや運動療法、電気治療、手技療法を交えて治療を行います。

整体院での治療は接骨院と同じく運動療法、手技療法が主となりますが、肩関節の治療というよりは骨格全体のバランスを見て、何故肩関節に負担がかかってしまっているのか、その原因を突き止めながら全身を調整することを第一に考え、その上で肩の痛みの緩和や可動域の増大を目指していきます。

五十肩は痛みの緩和と同時に、筋肉の拘縮を防ぐために運動療法も並行して行う必要があるため、治療と並行して自宅でできる運動を教えてくれる専門機関を選ぶのがおすすめです。

五十肩の予防法

日頃から肩関節を動かすようにすることが大切ですが、姿勢不良の状態で肩関節を動かすとかえって負担を蓄積してしまう恐れがあります。

巻き肩や猫背、ストレートネックが気になるという方は、まず整体院などでの姿勢矯正や、ヨガやピラティス・パーソナルトレーニングなどの運動によって姿勢改善を行うことをおすすめします。

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