骨盤底筋を鍛えるべき理由

【骨盤底筋って?】

骨盤底筋は骨盤底筋群ともいい、その名前の通り骨盤の底部を覆うようにある筋肉のことです。

骨盤底筋群は複数の筋肉の集合体で、浅層・中間層・深層と大きく3つに分かれており全部で4つの筋肉(深会陰横筋・尿道括約筋、肛門挙筋、尾骨筋)で構成されています。

骨盤底筋は骨盤内の内臓(膀胱・子宮・直腸など)が下がらないように支えたり、排尿・排便・性交機能に関与する筋肉です。

【骨盤底筋が緩むとどうなる?】

骨盤底筋の働きが低下すると、頻尿・尿もれ・便失禁・子宮脱などの症状を引き起こします。

また、月経前症候群(PMS)と骨盤底筋の緩みは因果関係があるとも言われているので、PMSでお悩みの方は骨盤底筋を鍛えることをお勧めします。

骨盤底筋が緩む原因としては以下のようなものがあります。

・年齢による筋力低下

年齢により皮膚や筋肉が弛むのと同様に、骨盤底筋も年齢とともに衰えていく傾向があります。骨盤底筋が衰えないようにトレーニングなどで予防をしましょう。

・妊娠と出産によるもの

妊娠中に胎児が大きくなるにつれて骨盤底筋群に大きな負担がかかり、ダメージを受けます。さらに出産時には膣壁が大きく引き伸ばされるので骨盤底筋も緩んでいきます。出産後、時間の経過とともに徐々に縮んでいきますが、完全に元に戻ることはありません。

・運動不足によるもの

骨盤底筋は筋肉であるため、使わないと筋力が低下します。後で詳しく述べますが、骨盤底筋は意識的に動かすことが難しい筋肉のため、体幹や手足の筋肉に比べて鍛えにくく、年齢とともに衰えやすい筋肉と言えます。

【骨盤底筋を鍛えるおすすめトレーニング】

分娩経験があり、尿失禁症状のある女性の30%、妊娠経験のない若年女性の25%が骨盤底筋群の随意収縮が困難(骨盤底筋を自分の意思で締めることができない)と言われていて、骨盤底筋をトレーニングで鍛えることは簡単ではありませんが、専門家のアドバイスを受けながら正しくトレーニングすることで、鍛えることが可能です。

骨盤底筋の緩みが気になる方や、前項で説明した症状でお悩みの方は専門機関(パーソナルトレーニングジムや整体院、鍼灸接骨院など)に一度相談してみることをお勧めします。

最後に、骨盤底筋を鍛えるトレーニングを動画で紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

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