ストレートネックの原因と改善方法

近年、スマホの普及によりストレートネックの人が増えています。

Betoryに来られるクライアントの皆様も、ストレートネックに悩んでいる方が多数おられますそこで今回は、ストレートネックの原因と改善方法についてお話ししていきます。

【ストレートネックとは?】

ストレートネックとは、本来ある頚椎(首の骨)の湾曲(前弯)が減少し、真っ直ぐに近い状態になることを言います。

ストレートネックになると、頭が通常より前に出てしまう形になり、頭を支えるために首肩の筋肉や頚椎自体に大きな負担がかかり、その負担は通常の2〜6倍にも及びます。(下図参照)

頚椎の角度による負荷の変化

そのためストレートネックになると首肩周りの筋肉は緊張し、頚椎の椎間板や靭帯などにも負担がかかるようになります。

【ストレートネックの原因】

ストレートネックの原因は、首が真っ直ぐになってしまう姿勢を毎日または長時間続けてしまうことです。

人間の体は、歩行時の衝撃や体にかかる負担を軽減するために背骨全体が緩やかなS字カーブになっています。(腰と首が前弯、背中が後弯している)

このS字カーブ、特に首のカーブが崩れることによってストレートネックが引き起こされます。

首のカーブが崩れる具体的な原因としては

  • デスクワークなどによる長時間の座り姿勢
  • スマホやパソコンを長時間見る
  • 椅子に浅く腰掛ける
  • 手元を見ながら行う細かい作業

などが挙げられ、人間は目が前側についている都合上、何かを注意深く見ている時や集中している時に頭を前に突き出すことが多くなります。

首のカーブは一時的に崩れても、正しい状態に戻せばストレートネックになることはありませんが、それが毎日のように続いたり、正しい姿勢に戻されず長期間過ごしていると、関節や筋肉が固まってしまい、ストレートネックの状態から戻らなくなってしまいます。

なので私たちは、毎日または定期的に正しい姿勢に戻す必要があるのです。

【ストレートネックによって引き起こされる症状】

先ほども書きましたが、ストレートネックになると首肩周りの筋肉や頚椎の椎間板・靭帯などに負担がかかり、それによってさまざまな症状が引き起こされます。

代表的なもので言うと、頭痛・首こり・肩こりなどがありますが、放っておくと手足の痺れ、めまい、耳鳴りといった自律神経系の症状が引き起こされたり、椎間板ヘルニアや頚椎神経根症、脊柱管狭窄症などの原因になる場合もあります。

【ストレートネックの予防法と改善方法】

ストレートネックにならないようにするためには、定期的に正しい姿勢に戻す必要があると書きました。

具体的にどうすればいいかというと

  • 本来の首のカーブに合った枕で寝る
  • 首のカーブを作るストレッチを行う
  • 座り仕事の際に定期的にストレッチを行う

などがありますが、ある程度ストレートネックが進行している場合はセルフケアのみでの改善が難しいので、整体やカイロプラクティックを受診し、頚椎の関節や周囲の筋肉の動きを改善させた上で、上記のようなセルフケアを行うことで改善が望めます。

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